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入口と、出口
みんよんのテーマ「扉」

「扉」を、=「入口」と理解して、
モノが入る「カバン」を作った。

最初は、紙で小さなバッグを、いろんなデザインを自分で考えて作っていたが、
教室の材料のなかに、小さなガラスのタイルをみつけて、
それをボンドで張り合わせ、カゴの形を作った。

タイルでカバンを作るとは!!

目から鱗の、斬新なアイディア。
そして、とてもキレイ。

いろいろな素材のカバンを作って、プラスチックのギフトボックスに
ショーウィンドウに飾られているようにディスプレイする計画だった。

でも、途中で、

「なんか、違う・・・」

「こうしたいんじゃない・・・」

と、みんよんは自分の頭のなかで、霧の向こうにぼんやりと見える
完成予想図を探し求めた。

そして、みんよんは、
「Sさーん、ガラスの箱ないー?」と言う。

ええ?!ガラスの箱かー、ないなー、、、
さっきのプラスチックのボックスが近い感じだけど・・・

「え〜〜、ガラスがいいーー。」

う、妥協しない人。

小さくなっちゃうけど、ガラス瓶とかは? と提案すると
みんよんは賛成してくれて、
いろいろな形や大きさのガラス瓶のなかから、イメージに合うものを選んだ。

「これ、いっこだけでいい?」

と、ガラスのタイルで作ったカゴだけを、ガラス瓶の中に入れることにした。

さすがみんよん。

みんよんは、作品をつくるプロセスで、無駄なモノはどんどんと省き、
伝えたいことをブラッシュアップしていく力がある。

最初は漠然としていても、その先に、完璧に自分のイメージと重なる
洗練された“理想のかたち”を突き詰められる力がある。


そして、みんよんのイメージが“湧き出た”、“入口”がプレゼンテーションされた。

MY_入口なか

すっっごい良いじゃん!!!

すっっごいキレイ!!

と褒めまくった。


これで、完成かと思っていたら、

「ああーーー、この上に何かつけたーい。」

と言って、みんよんはフタの上をどんどんとデコレーションしていった。

ええ〜〜!!??

ビンの中の世界がスゴくいいんだから、そっちを見せるために、
まわりは目立たない方が良いよー。

と、デザインの鉄則のようなことを言ったが、

みんよんは
「だって、なんか付けずにはいられないんだもんーー。」といって、
どんどんとデコラティブにしていった。

・・・、

ま、いっか。

好きなように、して下さい。

そして、みんよんの「入口」は、アゲアゲ、モリモリ、な感じになった。

MY_入口ふた


ところで、前々からみんよんは、時々

「なんかここ(ここいろ)って、児童館や、学校の図工の時間に比べると、なんかー、作り辛い。」
といっていた。

へー、なんで?ときく。

「うーん、、、なんでだろ・・・
こっちの方が、いっぱい材料とかあるし、大きさの制限もないし、好きなモノ作れるけどー・・・
なんか、作りにくい。」

という。

私は、場所が狭いってこととか、椅子ではなく床に座って作るからだとか、
電動糸ノコがないこととか、そういうことで作り辛いと言っているのかと思っていた。

先日も、また同じことをいうので、

じゃあ、みんよんは、どうしたいの?
どうすれば、作りやすいの? と聞いた。

みんよんは

「うーーん、作りやすいっていうかーー、
児童館は、作るものは決まってて、材料もちょっとしか使えないから、
それはこっちのほうがいいけどー・・・
例えば、学校とかだとー、テーマは決まってて、けっこう自由に作っていいんだけどー、
材料も用意されててー、それで作るから、簡単っていうかーー。
んーーー、そんな感じかな!」

という。

ああ!

学校だと、材料はみんな決まった同じ物を使うんでしょ?
だから、簡単っていうか、楽!なんだよ。
材料が用意されてるってことは、“答え”が用意されてるってことだからね。

“答え”が決まってるから、楽なんだよ。

ここでは、そういうことをして欲しいんじゃないんだよ。

どんなテーマでも、いかに自分のやりたいことを結びつけていくかって所を
考える練習をしてもらいたいんだよ。

というと、みんよんは
「そっか!なるほど!そういうことか!!」と
一発で納得してくれた。

まさか、その一回の説明で理解してもらえるとは思わず、驚くとともに、
嬉しかった。

そう、ここいろでは、“答え”の決まったただの作業は目的としていない。

もちろん、手を動かすだけでも楽しいし、時にはそんななんにも考えずに作れる時間もいいが、

大人になったら、仕事でも生活でも、自分のやりたいことばかりではない。

自分があまりピンと来ないテーマや、乗り気のしない仕事でも、
自分のやりたい方向性とか、好きな世界とか、やりたい表現とかに、
いかにつなげて、自分のモチベーションを上げて、取り組めるか。
出されたお題をクリアしつつ、それを越えて自分のモノとしてこなし、
そして、良いモノをアウトプットする。

そこに頭をつかうことをしてもらいたい。

そうすることで、どんな課題を投げられても、自分らしく、自信をもって、
最後まで責任をもって、作り上げることができる。

それは、美術に限ったことではない、どんな職業でも、どんな環境でも、
ビジネスでも、生活でも。

生きることすべてに通じる。


すごく、大袈裟なことをいっているのかもしれないけど、

でも、それはすごく、根源的なところに還ってくる。


カテゴリ:テーマ011「扉」 | 21:19 | - | - | -
さっつんの「扉」
5年生さっつんの「扉」

「入り口」でもいいし、どこでもドアみたいなのでも良いんだよ。とアドバイス。
食べるのが好きだから、食べ物の入り口の「口」をイメージしました。

カラフルな“歯”
紙粘土にペンで色をまぜてつくりました。
配色、さすがです。
ちょっとさっつんの口元に似てるね。

口のオブジェをどうやって飾るかを考えて、
竹の枠に貼付けました。
外側の四角い枠は要らない。と判断。

なんとも不思議な独創的な作品になりました。

さつ_扉
カテゴリ:テーマ011「扉」 | 12:29 | - | - | -
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