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一瞬は永遠につながる
Yっくんの「花」

私が大好きな花の写真集をみて描いた。

でも、もちろん、それはインスピレーションの材料にしかすぎない。

「絵の具でかく。」

いつも、クレヨンや鉛筆で線描きが多かったYっくんだったが、
今回はリキテックスで描いた。

一瞬だった。

ちょっとだけ、
明るいところと、影のところを描き分けるということだけ教えた。

最後に、茎の所と、花びらのまだら模様のところを、
生乾きの絵の具の上から、鉛筆でかいて筋をつけた。


「これでいい。」

ぽつりとYっくんがいった。


じわじわじわじわ・・・・


できあがったその時は、もうちょっとここを描き込んだら?とか、

思ってしまうものなのだが、

やっぱりYっくんのこの花も、

ここもうちょっと描いたら?という言葉をぐっと飲み込み、
時間を置いてみる。


じわじわじわじわじわじわじわ・・・・

ちょっと、一息ついた後、

ちょっと、時間が経った後、

ちょっと、飾ってみてみた後、

じわじわ、絵の内側から、深みがにじみ出てくる。

なんか、涙が出てくる。

なんだろうね、この味わいは。

大袈裟にいっているのではない。

今でも、Yっくんの「花」を思い浮かべると、なんか涙がにじむ。


Yっくん_花


じっくりと手をかける絵もある。

偶然性を期待しながら、一瞬で描く絵もある。


完全に偶然性をねらう「アクシデント」という画法もあるが、

簡潔に完結させる絵もある。
「ミニマルアート」だっけ・・・?

単純だけど、その1回の造作にこめられたメッセージは奥深い。


簡潔に表現された作品から想像されるイメージは、
見る人によって何パターンにも…無限に広がり、どの人にも自分の好きなように解釈ができるので、
意外とゴテゴテと説明的な作品よりも、共感を得られたりするのかもしれない。

同じミニマルアートでも、一本の線を出すまでに、何度も試行錯誤を繰り返したりして
その線を生み出す場合もあると思うが、

Yっくんの絵の場合は、一瞬で表現して、それが自分の感性に合っているか合っていないかを
瞬時に判断する。


ある時、パステルを金網でこすって削って、画用紙に小さな木の棒を貼って作った文字の上に
振りかけた作品があった。

Yっくんは、その色合いやパステルの色の混ざり具合をとても気に入っていた。

その時、教室にフィキサチーフ(定着スプレー)がなかったので、
フィキサチーフを買って来るまで、そぉっと置いてあったのだが、
どんなに気をつけていても、やはりちょっとした震動でうごいてしまったり、
風でうごいてしまったり、小さい子が興味を持ってちょっと触ってしまったりしてしまった。

とても申しわけなくて、弁解のしようがないのだが、

次にYっくんが来た時に謝りまくって、
よれてしまったパステルの粉を取り除いて、
もういちど、パステルを振りかけてみれば再生するよ。
と言ってみた。

Yっくんも、「わかった。」

といって、やってみてくれたのだが、

何回かやってみて、

「あーー!うまくできない!」

「やっぱり、最初のがいい。」

と、途中でその作品をあきらめてしまった。


やっぱり、一度、出来た!!と満足に思った作品は、
二度と同じテンションでは作れないよね・・・

本当に申しわけなく思った。


Yっくんは、そんな感じで、いつも瞬時に作品を作ってしまうので、
次々に、テーマをこなすのにあきると、
自由に絵を描く。

動物の写真集をみて、さくっと描いた作品が、これまた良い。。。

これも、ほんの2、3分で1枚描いてしまう。

写真集は、やはりインスピレーションをもらうだけ。

その証拠に、犬の絵は「猫」の写真を見て描いた。

Yっくん_犬Yっくん_ネコ

この絵をみた大人クラスのイラストレーターの人たちが、

「これいい!!」

「これ、アニメーションにしたら、チョーかわいいんじゃない!?」

と口々にいった。


一瞬で生み出されるものが、時間を生み出し、
それが人の心に影響を与え、生まれる感情は

永遠だと思う。



カテゴリ:テーマ02「花」 | 09:28 | - | - | -
花とガイコツ
HLのテーマ「花」

「花」でも、植物の花だけじゃなくて、‘華やか’、‘派手’とかでもいいよ。

「宝石を作りたい!」とHL。
ダイヤモンド型を私が紙に描いてあげて、それを参考に紙粘土で作っていた。

それはそれで、「むずかしいむずかしいわかんないーー」と言いながらも、
小学校のさんすうでも、「図形」が好きみたいで、けっこうハマって作っていた。

ところが、

ふと、その日G太が着ていたTシャツに、ガイコツの模様が付いているのをみて、

「あ、ガイコツ描きたーーい!!」

と気分が変わった。

花でガイコツ?

いいけど、どう結びつけようか??

それほど、時間を置かずに、
「そうだ!!
土の中にガイコツが埋まっててー、そこから花が咲いてるの。」

おお!!!! なんてシュールで美しい!!

冗談ではなく、つじつま合わせは発想の練習になる。

テーマから描きたいものを発想するのとは反対に、
描きたいものからテーマに結びつける、‘逆算’みたいなものだ。

しかも、「花とガイコツ」 映画のタイトルみたいではないか!!

そして、骨と筋肉の本(私が芸大の授業で買わされた資料)で、
描きたい向きの骨の写真を探して描き始めた。

けっこうでかい!!

けっこう時間がかかりそうだ。

でも、HLは、途中でTSやMのことばに気を取られたり、集中力が途切れながらも、
私が、
HL、この作品、出来上がりがみたいから、絶対完成させてよー。というと、

「もちろんだよーー。」と言って、うきうきした笑顔を見せた。

私の持っていた本だけでは、ちょうどいい写真があまりなくて、
次の時に、自分で骨の資料をプリントアウトして持って来てくれた。

「こういうの描いてると、なんか怖くなってくる・・・」

どうして?自分のなかに、ガイコツが入ってるんだよ。

「それが怖い」

と、繊細なこともいう。

と言ったかと思うと、絵を描くのに飽きた時に、オカルトっぽい血を流したお化けのオブジェを
さくっと作って、あっさり壊してしまったりもする。

(それがとてもいい作品だったのだが、写真に撮る前に、あっという間に、
 変化させてしまい、跡形もなくなってしまった・・・残念、、)

子供が一度は通る、残酷さが垣間見える特有の成長過程を通過中なんだと思うが、

ただ、それを絵に描きたい、立体にしたい、という独創性は人並みはずれている。

「どこから描けばいいのー。」「むずかしい〜。」「わかんなーい。」と
いいながらも、
じゃ、次、肩甲骨の下から、3本肋骨描いて。

とか、こまかくパーツごとに描いていくようにアドバイスすると、

「わかったー、次、ここねー。」と言って描き進める。

時々、骨が長過ぎたり、短すぎたり、隣の骨とくっついちゃったりはするが、

2年生とは思えない、デッサン力で描き写す。

そして、時折、「あー、影付けたい〜。」といって、ささっとデッサンを指でこすって、
骨に陰影をつける。

ど、、どこでおぼえたんだろう、そのテクニック・・・

ここまで描けるのならば・・・と、
まさか2年生の子に鉛筆デッサンの仕方を教えるとは思わなかったが、
ほぼ、大人の人に教えるのと同じように、
手前に出す時の鉛筆ののせ方、奥に引っ込ませるときの鉛筆の硬さの選び方など、教えた。

「へーー! ほんとだ、引っ込んで見える〜 すげ〜〜」 と
軽めに喜んで、HLは次へ進む。

HL_花


頭蓋骨がかけた時に、いちど家族に見せる為に、家に持って帰った。
そして、また持って来て、描き進めた。

描き進める毎に、画用紙を足していった。

だんだん完成が見えて来ると、気分も載って来る。

ここ、ちょっと短いんじゃない?もっと大きくしないと全部の骨入らないよ。とか、
わたしがアドバイスすると、

「え〜、ほんとー? あー、じゃあ直さなきゃー。」

と、けっこう頑張って描いた部分も、
あっさり消して、描き直す。

自分でも「なんか、違うんだよねー、、」と言って、
微妙な角度の間違えを感じながら、忠実に描き写すことを目指す。

4回ほどかけて、ほぼ全身が描けた。

毎回お迎えにきてくれるお父さんは、いつも進行具合を楽しみにしてくれている。

「だいたい等身大だねー。HL、ヨコにならんでみたら?」とおっしゃって、
HLをガイコツの横に寝かせた。

いいね〜〜!!

と、わたしが写真を撮るが、ボケたり、うまく写らなくて、
何回も撮り直させてもらったりしていたら、HLが「もうやだよー。」と言ったのだが、

それをお父さんが、「HL、これがアートなんだよ。」と

柔らかく言い切った。


なるほど、そっか。。。

妙にわたしも納得した。

HL_花_全身



ある時、HLのガイコツの写真を、芸大の友達数人に見せる機会があった。

「2年生!?マジで!?」とみんな当然驚いた。

でも、こんだけ絵が上手い子って、意外と美術の道に進まなかったりするんだよね〜〜

そうそう、持ってる才能はデッサン力だけじゃないから、医者とか、学者とか、政治家とか?
もっと、世界を広く見る人になっていくんだよねー。。。

と、みんなでため息をついた。。。


カテゴリ:テーマ02「花」 | 12:02 | - | - | -
「空」くんの「花」
HNの名前の意味は、「空」

初めて私がそれを聞いたとき、HNくんが、大きな翼で大空を飛び回るイメージが
浮かびました。


前回に引き続き、今日もつぎつぎと作品を作る「空」くん。

今日のテーマは「花」

来る前に、どんなものを作るかを、考えてきてくれてました。

教室にあった、黄色いレモン?の造果(?)、

「これを使いたい。」

「あとはーー、、、」

といって、貝殻の下に敷いてあった綿を使いたいというので、
もっと、大きなキルティング用の綿を出しました。

「花びらは、ふわふわした感じ。」「おばけみたい!」

綿をちぎって、花びら状にして重ねて、
その真ん中に、黄色のレモンを付けました。

もっとしっかりするように、花びらの根元を糸でくくろうか?
と提案したけど、

「このままでいいの。ふわふわしたいから。」

みどりのぼー、みどりのぼー、と探すと、
ちょうど緑の針金があったので、それを綿に刺しました。

針金の先っぽが見えてしまうのがいやだ、ということで、
先っぽをUターンさせて下に刺し戻して、ねじって固定したら、
けっこうしっかりしてくれました。

風にゆれる、ふわふわした、不思議な花ができました。

HN_花

つぎに、同じレモンのパーツを使って、「ひまわりをつくる。」
とのこと。

私は、それを、何か木の台か、紙の台紙に貼っていかないと、
くっつけるの難しいよ・・・。
と提案してみましたが、

「空」くんは、「これだけがいいの」

といって、初めて使うというボンドで、じょうずにリング状につなげました。

良くくっつけられたね!!と感心。

そして、真ん中は、「茶色のあみあみ!」といっていたのですが、
茶色の網状のものがみあたらなかったので、
どんぐりの帽子の部分を外してくっつけました。

HN_ひまわり

「もっと、おばけが作りたくなっちゃった。」

ということで、今日のテーマの「花」はもう充分作ったので、
好きなものを作ることになりました。

「おばけは、もう使われていない、病院や学校に出るんだよね。」
といって、ちょうどいい白い箱を探して組み合わせ、
ヒビが入っているように、絵の具で廃墟らしい表情を描きました。

白い画用紙で、ガイコツを作って、のぞいているようにくっつけました。

失敗したといっていた小さなお化けも、なんともカワイかったので、
これも着けようよ、といって、使うの初めてだというカッターを使って、
屋上に差し込みました。

「あともうちょっと、まだ完成じゃないんだよーー」といって、
最後までがんばっていた「空」くん。

最後につけたお化けは、とがっていて、顔がなかった。

??あれー、最後のお化けはこだわっていたわりに、ずいぶんあっさりしたなー、
とその時は、うっすら思っただけだった。

が、今ブログを書いていて、はじめて、

あれは、もしかして、お化けのしっぽ?!?!
そっか!建物のすき間にお化けが入っていくところを表現したんだ!!!

と気付いた私。

かなり、感動。。。T_T;;

もし、私だったら、そのリアリティが浮かんだだろうか・・・
映像で表現したら必然的にそういうシーンができたかもしれないが、
紙の工作で、“お化けのしっぽ”をあえて作ろうと、思いつけただろうか・・・

幼い頃に見えていたディテールって、大人になると、きっと、
合理的に排除されていってしまうんじゃないかって、
・・・少しショックだった。


写真を撮るとき、おもむろに、5年生のみんにょんが
「ムンクの叫び」といって、油粘土で作った人形を置き、コラボ。

ただし、このコラボは、「空」くんには、了解をとっていません。。。(笑)

HN_病院
カテゴリ:テーマ02「花」 | 09:33 | - | - | -
母の日に
ミンヨンの「花」
花びらのおちたチューリップを再構成。
なんておもしろい発想!!おどろきです。

背景にも何か模様入れる?と提案してみましたが、
「私は何もない白い背景の方が良いと思う。」ときっぱり言い切るミンヨン。
たじたじです。

この作品を母の日のプレゼントにしたい。とのことで、
メッセージを書き入れることに。

なんと、メッセージを葉っぱに書きたいということになって、
悪戦苦闘して、「MOTHER」と刻みました。

後日、母の日、ミンヨンのお母さんは、とっても喜んで下さったそうです。

みん_花
みん_花up
カテゴリ:テーマ02「花」 | 15:30 | - | - | -
さっつんの「花」
テーマ02「花」

さっつんの「花」
蓮をイメージさせる花のオブジェ、
きれいな淡いピンクの花びら、いちまいいちまい形や膨らみ方に
気を遣いながら作りました。
針金の台の上にのせて、とてもエキゾチックな雰囲気です。

アロマキャンドルとかになるといいかもねー。

私、かなり好きな作品ですね。


さつ_花
カテゴリ:テーマ02「花」 | 15:26 | - | - | -
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